みんな書いたらいい!
教本が発売になり、あっという間の10日間を過ごしています。
去年の今頃は原稿を書き上げたら終わりだと思っていました。あとは編集や印刷屋さんの仕事だから、出来上がってきたものにOK出すくらいしかやることなくなるんだろうなって。
でも全然違いました。書き足したくなること永遠の如くで、結局印刷屋さんに入稿する前日まで直しをしていました。
でね、これでやっとオイラの身体を離れて、売るのは出版社の仕事だし、この本を買うのも役立てるのもその人次第。そう思っていましたが、実はまったく違うことに気づきました。発売まではもう、「やること全部終わった!」と安堵の気持ちでしたが、発売後もこの本を育てていく気持ちが必要なんですね。これ音楽家にはなかなかない感覚で、すごく勉強になっています。
もうすこし具体的に言うと、教本サンプルを演奏仲間や先生に贈らせていただく作業を毎日しているんですが、そこからいろんな話を伺うことができているんです。もちろん発売直後ですので「おめでとう!」が多いんですが、しっかり目を通してくださって、オイラが伝えたいことを受け止めてくれているお返事は、心をとっても癒してくれます。また、ご指摘や意見、販売方法から気持ちの面まで、多くの先輩方がご意見をくださってくれて、なんと嬉しいことか!本を出さないと触れることのない世界や感覚を、今全身で浴びさせていただいている最中です。SSMである亜依さまはブログで紹介してくれています(http://blogs.yahoo.co.jp/aiai_vib/20299521.html)。ホントに嬉しいし、仲間に恵まれている幸せを感じます。
そうなんです、この本が誰かに使われるのはこれからですから、ホントの意味でオイラがやるべきことは、これから始まるということに気付きました。奥が深いです。すげーな、人生は!
もうね、この教本書いている時からずっと思っていますが、演奏家のみなさんは自分のこだわりのある物事(楽器でもジャンルでも、音楽観でも)の教本やエッセイ、そういう活字関係の出版を、ぜひ体験するべきだと感じています。
演奏家の場合、リサイタルを開くと(オイラは経験ないです、リサイタル)、きっと今まで見えなかった世界がパァっと広がって、世界を身体で感じることができるんだと思いますが、自分の言葉を紙に残すという作業は、演奏と真逆に広がっている世界を体験できます。そしてそれは表裏の関係でリンクしていると思う。だからみんな自分の考えを書いたらいい!ホントにそう感じます。
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